藤浪負けても凄い 自己評価「65点」も狙って三振

[ 2013年3月18日 06:00 ]

<西・神>3回2死一塁、藤井彰がけん制で一塁走者・片岡を刺し、藤浪は安心した笑顔を見せる

オープン戦 阪神1-3西武

(3月17日 西武D)
 阪神・藤浪が、ゲームメーク能力を発揮した。初の敵地で5回を5安打2失点にまとめ「自分は悪役も好きなタイプ。敵ばかりの中で抑えると気持ちいい」と不敵に言った。

 自己採点は「65点ぐらい」と辛かったように課題のシュート回転を修正できず、制球に苦しんだ。4回には最速148キロの球威が落ち「中学以来」というボークも犯して2失点。しかし、大崩れしない。その後はカットボールで三振を奪うなど大量点を与えなかった。フォークや直球でも奪った5三振のうち、3個は走者を背負った場面。いずれも狙った投球で「三振が一番確実だから」と事もなげに話した。

 「プロ初黒星」を喫したが、最低目標の5回を投げ切った。開幕3戦目の31日ヤクルト戦(神宮)でのプロ初登板が内定。和田監督は「悪くない。西武の打線もいいけど、それを2点に抑えたんだから」と評価した。

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2013年3月18日のニュース