プエルトリコ捕手 Y・モリーナを警戒 山本監督「恐れずにいったらアウト」

[ 2013年3月18日 07:11 ]

打撃練習をする阿部

WBC決勝トーナメント準決勝 日本-プエルトリコ

(サンフランシスコ)
 侍ジャパンが最も警戒しているのが、プエルトリコの捕手・Y・モリーナだ。

 「ロケットランチャー」と呼ばれる強肩の持ち主で、08年から5年連続ゴールドグラブ賞を受賞中。「肩の強さ、捕ってからの速さを併せ持つ。モーションの大きい投手の時でも盗塁は難しい」と橋上戦略コーチは話した。

 同コーチによれば捕球後、送球が二塁に到達するタイムが、Y・モリーナは平均2秒前後。加えて先発のM・サンティアゴは始動から捕手が捕球するまでのタイムが1・2秒を切るなどクイックを得意としている。一般的に二盗の目標タイムは3秒30だが、このバッテリー相手では送球がそれるなどしない限り、失敗する可能性が高い。

 山本監督は「恐れずにいったらアウトになる。簡単には走れない」と警戒した上で「日本らしいきっちりした野球をすることが大事」と力を込めた。足で崩せないとなれば4番の阿部には今まで以上にチャンスでの一打が求められる。

 「凄くきれいな球場で、高ぶるというか感動し通しでした」。日の丸最強の捕手が同じ「4番捕手」のY・モリーナとの対決を制しチームを決勝に導く。

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2013年3月18日のニュース