松本哲、先制打＆超美技！お立ち台で涙「よかったです」

ヒーローインタビューで涙ぐむ巨人・松本哲

セ・リーグ 巨人２―０阪神

（8月8日 東京Ｄ）
　にこやかな顔でインタビューを受けていた巨人・松本哲が声を詰まらせた。涙があふれ、言葉が出ない…話題が家族のことに及んだ時だった。

　「本当に家族に支えててもらって…結果を出せて、よかったです」

　０―０で迎えた６回１死一塁から右中間を破る先制の適時二塁打を放つ。「前の打席で同じ場面でゲッツーだったので、何とかつなげようと思った」。３回に同じシチュエーションで投ゴロに倒れていたが、２度目はきっちり結果を出した。そして８回には新井良の大飛球をフェンスに激突しながら好捕。原監督も「スーパープレーでしたね」と絶賛した。松本哲は「フェンスは見えていたけど、ぶつかってもいいと思っていきました。痛くはなかったです」と笑った。

　今季は２軍暮らしが続き、７月１３日に１軍昇格。同２８日の広島戦でようやく先発の座をつかんだ。「今まで悔しい思いもしてきたし、チームにも貢献できなかったので、後半戦からでもチームに少しでも貢献したい」。６月１日に第１子が誕生し、パパとなった松本哲の“逆襲”が始まる。