楽天勝てない…闘将、怒り「クソ、ほんまに！」

＜楽・オ＞戦況を見守る楽天・星野監督

パ・リーグ 楽天０－０オリックス

（8月7日 Ｋスタ宮城）
　楽天はオリックス先発の木佐貫を攻略できず、延長１０回まで０を並べて今季６度目の引き分け。８連敗からの脱出はならず、星野監督は「毎回同じような球（フォーク）でやられている。ショートバウンドを打つ練習をしないといかん」と自嘲気味に貧打を振り返り、「勝たなきゃダメなんだよウチは！」と声を荒らげた。

　指揮官の怒りは収まらない。試合後、クラブハウスに通じる階段を上る際に「クソ、ほんまに！」と怒声が響き渡った。右肩痛から復帰し、今季初登板の永井が７回無失点の好投。再三のピンチを切り抜けただけに、見殺しにした打線に我慢ならなかった。

　８月に入り５試合で４得点。大久保打撃コーチは「目の前の安打が欲しいから手が出なくなる。振れる状態を各自でつくらないと。試合で乗り越えるしかない」と厳しい表情だった。

　▼楽天・永井（７回６安打無失点）ゼロに抑えられたのは次のステップアップになる。家族も見に来ていたし今までお世話になった人たちに感謝の念を込めて投げた。