済々黌 一挙にひっくり返して18年ぶりの夏の甲子園目標は「全国制覇」

[ 2012年7月25日 12:22 ]

熊本大会決勝 済々黌7―3必由館

(7月25日 藤崎台県営野球場)
 第94回全国高校野球選手権熊本大会決勝は25日、藤崎台県営野球場で行われ、序盤の点の取り合いは、伝統校の済々黌(せいせいこう)が7―3で逆転勝ちし、94年以来18年ぶり7回目の甲子園出場を決めた。

 3点を先行された済々黌は2回に一挙4点を奪い逆転。8回にはダメ押しの3点が入り、投げては左足の疲労骨折から復帰した2年生左腕大竹が最後まで投げきり、優勝を勝ち取った。

 2回までに3失点。ベンチの重い空気を察した池田監督が2回裏の攻撃前に「チャレンジャーの気持ちで楽しくやろう」と声を掛けると、打線は4点を奪い逆転した。

 エース大竹は11安打を打たれながらも、粘り強く投げ続け、3回以降は得点を許さなかった。8回2死満塁で安藤が走者一掃の左越え二塁打を放ち、勝負を決めた。チームの目標は「全国制覇」。選手は聖地での活躍を見据えている。

続きを表示

2012年7月25日のニュース