ロッテ 復活したグライシンガー 西本コーチの指摘と巨人への反骨心

[ 2012年4月5日 07:28 ]

<西・ロ>60年ぶり開幕4連勝!!西武に勝利し、ハイタッチするロッテナイン

パ・リーグ ロッテ2-0西武

(4月4日 西武D)
ロッテのグライシンガーが7回を4安打無失点9奪三振の快投で、60年ぶりの開幕4連勝をもたらした。

 得意のチェンジアップを生かしたのがカーブだ。初回、中島を119キロのカーブで見逃し三振。2年前の右肘手術後は、負担を考えて封印していた。

 しかし、肘への不安が消えた今季はオープン戦から解禁。当初、制球はいまひとつだったが、西本投手コーチに「ステイバック!」と上体が突っ込む癖を指摘され、フォーム修正に取り組んだ。右腕は「今夜はカーブに尽きる。フォームが良くなって、いいところに決まったね」と胸を張った。

 古巣への反骨精神も右腕を突き動かす。ここ2年で1勝止まりで、昨オフに巨人の戦力構想から外れた。「悔しかった。コンディションさえ整えばやれる自信はある」。ヤクルトと巨人で2年連続最多勝右腕の闘志に火がついた。自らの存在価値を証明するため、キャンプから開幕へ向けて緻密な調整を進め、初登板で最高の結果を出した。

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