川崎 止まらない2安打「首位打者の響きはいい」

[ 2012年4月5日 06:00 ]

<マリナーズ・ロッキーズ>初回、一ゴロで一塁走者を二封した後、一塁に悪送球するマリナーズ・川崎

オープン戦 マリナーズ8―9ロッキーズ

(4月3日 スコッツデール)
 マリナーズの川崎がロッキーズ戦で4打数2安打1打点。オープン戦打率を・455と上げ首位打者へ前進した。3試合連続の複数安打に川崎も「首位打者の響きはいいんじゃないでしょうか」と笑った。

 勢いが止まらない。初回、右腕ニカシオのシンカーを遊撃への内野安打とし、5回2死一塁では右中間に自身オープン戦初となる三塁打を放った。オープン戦1試合を残して、打率は2位ダークス(タイガース)の・429に大きく差をつけた。さらに打点13はチームトップ。エリク・ウェッジ監督は「われわれが聞いていた評価より素晴らしいものをずっと見せてくれている。彼はどんな打順でもこなせるプロフェッショナルな打者だ」と評した。5回の守備から途中交代したのは、開幕を見据えて疲労を軽減する目的もあった。

 だが、川崎に気の緩みは一切ない。「シーズンに入ったらいい投手が出てくる。凄い緊張感の中でやらないといけないし、新しい課題も出てくる」。日本人選手初のオープン戦首位打者が手に届く位置にきても、川崎の野球に向き合う姿勢は不変だ。

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2012年4月5日のニュース