巨人　個人カルテ作成　相手先発の個別攻略法を明確に

　ライバル球団の先発陣攻略へ、巨人が個人カルテを作成する。原監督は今季から試合前のミーティングを変更することを明言。「かなり実戦的になる」と語った。

　これまでは相手先発投手の分析は、全体でミーティングを実施していたが、個別ミーティングに主を置く。今季発足した戦略室による改革の一つで、橋上戦略コーチは「対個人のことをもう少し掘り下げて聞きたいという意見があった」と説明。セ・リーグも予告先発が導入されたことで、先発を読み間違えることもない。球場入り後は、個別に先発投手のデータ分析と対策の打ち合わせを実施する。その叩き台として投手別の対戦データファイルを作成。自身で管理させ、ベンチに持ち込むことも可能だ。

　「もうファイルは作り始めている。対左、対右とかざっくりやっていたものから変えていく」と橋上コーチ。３年ぶりのＶ奪回へ、データ部門も充実させる。