福島の中学生が甲子園で始球式…「言葉で表せないくらい感動」

[ 2012年3月24日 10:15 ]

洲本―鳴門戦の始球式を務める福島県いわき市立平第一中の相沢健生君

 東京電力福島第1原発事故の影響で福島県富岡町から同県いわき市に避難しているいわき市立平第一中の相沢健生君が始球式を行った。投球前に各ベースの方向に向かって「ありがとうございます」と大きな声でおじぎ。「支援してくださった全国のみなさんに感謝の気持ちを伝えたかった」と振り返った。

 
 相沢君は初めて来た甲子園の舞台で全力投球を終え「言葉で表せないくらい感動した。夢は福島県の高校球児になって、甲子園のグラウンドに立つこと」と笑顔だった。
 
 第2試合で始球式を務めた宮城県亘理町立荒浜中の安達啓太君も「元気な姿を伝えられたらと思ってマウンドに立たせてもらった。自分の思った通りの投球ができたと思う」と満足げに話した。

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2012年3月24日のニュース