阪神 右翼ブラゼルの超攻撃的オーダー機能も守備は…

[ 2012年3月24日 06:00 ]

<オ・神>初めてライトのポジションで出場した阪神・ブラゼル。一塁・城島との超攻撃的布陣をテスト

オープン戦 阪神3-3オリックス

(3月23日 京セラD)
 低迷する打線を活性化しようと、阪神の和田監督がウルトラCを出した。故障で不在のマートンの代役右翼に初めてブラゼルを起用。「オプションの一つ」と言う超攻撃的オーダーで臨んだ。

 5番に入ったブラゼルは3点を追う6回に適時打、8回には同点の適時打を放った。得点力不足の解消に光明が差した打撃に「底よりは上がってきた」と手応えを口にした。

 ただし、指揮官が「(右翼に)打ってほしかった」と残念がった肝心の守備は、打球が1度も飛んでこなかった。右翼は「(06年に)マイナーで5試合くらい守ったかな」(ブラゼル)という程度。これまで城島と一塁を争ってきたブラゼルを右翼で使うことで2人の併用が可能となる半面、左翼・金本も守備に不安を残しており、失点の危険性が増すもろ刃の剣といえる。

 30日の開幕戦(京セラドーム)で当たるDeNAの先発は右腕の高崎で、左の大砲ブラゼルは使いたいところ。「きょうのオーダーが全てではない」と話した和田監督がリスク覚悟の布陣で臨むか注目される。

 ▼阪神・桧山(左鎖骨骨折からの復活を目指し、7回に代打でオープン戦初出場。結果は三振)普通にボールは見えていたからね。タイミングも悪くない。

 ▼阪神・能見(6回6安打3失点。開幕投手としてこの日と同じ京セラドームでのDeNA戦の先発が有力で)マウンドが思ったより硬かった。確認できたのはよかった。

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2012年3月24日のニュース