前回覇者キャプティ サヨナラ勝ちで辛勝発進

[ 2011年10月18日 06:00 ]

 蒼龍旗2、3回戦4試合が行われ、前年度優勝のキャプティは延長戦の末、ジーマックスに5―4でサヨナラ勝ち。富士電機機器制御・吹上は三洋電機・東京製作所を3―2で下した。大会は25日に再開する。

 前年度覇者・キャプティが辛勝発進した。1―1の9回に2死満塁の好機を逃して延長戦に突入。無死満塁から攻撃する特別ルールを行い、最後は押し出し死球でサヨナラ勝ちした。長嶺雄介監督は「初戦で練習通りの攻撃ができなかった。でもどんな形でも勝ちなので前向きにとらえたい」と連覇へ向けて意気込んだ。

 <富士電機機器制御・吹上 東北に朗報を!初の4強入り>接戦を制し、初の4強入りを決めた。部員の9割を東北出身者が占め、東日本大震災では親戚を亡くした選手もいるが、2戦連続で粘り強さを発揮した。蘇武丈男監督は「東北からも応援に来てもらっていたので、何としても勝ちたかった」と安どの表情。初回に適時打を放った佐藤敦主将は「みんなつらい中でやってきた。1人でも多くの方にいいニュースを届けられれば」と初優勝を視界に入れた。

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2011年10月18日のニュース