“杉内の代役”大隣が好投!8回2安打零封で初勝利

[ 2011年9月17日 06:00 ]

<ソ・日>ナインから坊主頭をなでられ祝福される大隣

パ・リーグ ソフトバンク4-0日本ハム

(9月16日 ヤフーD)
 ソフトバンクの大隣が、巡ってきたチャンスをものにした。

 左肩痛で出場選手登録を外れた杉内の代役登板で、8回2安打無失点。今季2度目の先発でシーズン初勝利、さらに2年ぶり3度目の2桁奪三振も達成し、「絶対に勝つという気持ちで上がった。素直にうれしい」とほおを緩めた。今季は春季キャンプ中の2月6日に父・繁さん(享年69)が死去という悲運があった。7月の初先発後は体調不良にも悩まされた。この日は2軍戦から中4日での登板。「杉内さんの気持ちだったり、父の気持ちを自分の中に持って臨んだ」と明かした。

 ▼日本ハム・梨田監督(大隣について)スピードガンが壊れているんじゃないか。打者からすれば、もう5、6キロ速く感じたと思う。

 ≪球団完封勝利タイ記録に王手!≫ソフトバンクは大隣、ファルケンボーグのリレーで今季23度目の完封勝利。シーズン最多完封のプロ野球記録は56年西鉄、65年阪神の各32度だが、チーム記録は南海時代の48年に挙げた24完封。球団タイ記録に王手がかかり、2リーグ制以降では54、59年の各22完封を抜き最多になった。また、きょうにも優勝へのマジックナンバーが点灯。きょうの日本ハム戦に勝てばM16、引き分ければM17が点灯し、敗れた場合は18日以降に持ち越しとなる。

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