25年ぶり!新井兄弟、同時先発は弟に“軍配”

[ 2011年5月22日 06:00 ]

<ソ・神>4回、三振に倒れた新井はガックリ

交流戦 阪神0-7ソフトバンク

(5月21日 ヤフーD)
 貴浩と良太の新井兄弟が同時スタメンを果たした。阪神では86年4月25日中日戦でバッテリーを組んだ嶋田宗彦・章弘兄弟以来、25年ぶりだった。

 「7番・一塁」で今季初スタメンの弟・良太は3回の先頭打者で一塁線を破る右前打。その後は空振り三振、遊ゴロに終わったが、3打数1安打と気を吐いた。

 「ボクがチームのことを言える立場ではないので、自分が今できることをしっかりとやろうと思って臨みました」

 一方、「4番・三塁」で出場した兄・貴浩は杉内の前に4打数無安打。3三振を喫した。「何とかしないといけないのは分かっている。何とかできるようにやっていきたい」。主砲として、3試合連続零敗の責任の一端を感じていた。

 この日は4度、三塁の兄から一塁の弟への送球があった。良太は4月19日の巨人戦(甲子園)でサヨナラ打を放つなど右の代打としての存在感は増してきているが、やはり一塁手として先発出場を目指している。ブラゼルが不振の今、可能な限りのアピールが必要だ。

 「杉内さんからのヒットで手応え?そんなのまだまだありません。とにかく今は出場機会を与えられたら、結果が出るように必死です」。一塁手としていつも兄の送球を受けられるように頑張るだけだ。

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