“94発男”伊藤諒、明大・野村から大学1号!

[ 2011年5月22日 06:00 ]

<明大・法大>4回、伊藤諒が右超え本塁打を放つ

東京六大学野球第7週第1日 法大2-5明大

(5月21日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、兵庫・神港学園時代に高校通算最多の94本塁打をマークした伊藤諒介内野手(1年)が、今秋ドラフトの目玉の明大・野村祐輔投手(4年)から大学初本塁打を放った。

 法大期待の大砲・伊藤諒が、4回に大学初本塁打を放った。東大とのデビュー戦から9試合、26打席目。リーグ屈指の好投手・野村から放った一撃にも「手応えはあったので(打った瞬間に)入ったと思った。一番対戦したかった野村さんから打てたのは自信になったけど、まだまだ打ち損じが多い」。直前の5球目に内角を突かれて右膝に自打球を当てていたが、2ボール2ストライクからの同じ内角直球にしっかりと踏み込んで体を鋭く回転させて右翼席へ叩き込んだ。打率は・217と低迷するが「大学の投手は制球も良くて切れもいいけど、自分の納得できる打撃をしたい」と本塁打量産を誓っていた。

 <野村、通算24勝目>明大エース野村が7回を7安打2失点に抑えて今季5勝目を挙げた。2度も相手に同点とされるなど本調子ではなかったが、要所を締めて通算24勝目。先週の慶大戦に敗れて優勝の可能性は消滅していたが「秋に悔しい思いをしないためにこのカードに臨んだ」と最後に意地の投球を見せた。通算30勝も視野に入ってきたが「相手のエースに投げ勝っていけばおのずと結果はついてくる」と秋の巻き返しへ力を込めた。

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2011年5月22日のニュース