山井、ヘロヘロ今季初登板…落合監督はサバサバ

＜西・中＞２回１死、フェルナンデスの打球に飛びつく山井

交流戦 中日４－１３西武　

（5月21日 西武Ｄ）
　今季初登板の中日・山井が試合を壊した。１点リードの３回。先頭の秋山への四球からピンチを招くと、斉藤の右前適時打で同点。さらに１死満塁で中島に右翼席に運ばれ、３回５安打５失点でＫＯされた。

　「無駄な四球が大量失点に絡んでしまい、チームに申し訳なかった」と反省。「次（の登板機会）があるかどうか」と自嘲気味に続けた。

　右肘違和感で出遅れただけに必勝を期しての初マウンドだったが、課題の制球難が露呈。火が付いた西武打線に２番手の小熊も打ち込まれ、今季初の２ケタ１３失点。被安打１５、５被弾もワーストという惨敗となった。

　それでも、落合監督は「年に何回かはこういう試合になる。それがたまたまきょう出ただけ」とサバサバと振り返った。連勝が３で止まり交流戦初黒星となったが、２２日からはナゴヤドームでの楽天戦。得意のホームで出直しだ。