「ロビンソン2世が死去」 与那嶺氏訃報 APも打電

[ 2011年3月2日 17:02 ]

 プロ野球戦後初の外国人選手として巨人、中日でプレーし、2月28日に85歳で亡くなった与那嶺要氏についてAP通信は1日、「ジャッキー・ロビンソン2世が死去」との見出しで報じた。

 攻撃的なプレースタイルで敵意を持たれることもあったが、戦後間もない微妙な時期に日米の懸け橋となった、と与那嶺氏を評価した。

 米大リーグ初の黒人選手、ジャッキー・ロビンソンになぞらえた「ロビンソン2世」の異名について、2008年に与那嶺氏の伝記「日本野球を変えた男」を出版した作家、ロバート・フィッツ氏の「ロビンソン氏が大リーグに適応したのと似たような形で、最も日本に適応した」との談話を紹介。「与那嶺氏が成功したからこそ、千人もの米国選手が日本に行った」と偉業をたたえた。

 長男のポール氏の「多くの人は父のことを野球の功績で思い出すでしょう。でも、われわれ家族は野球とは関係なく父に大きな尊敬を持っている」との談話も伝えている。

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2011年3月2日のニュース