大相撲“きっかけ”…相手との私語“自粛”を

[ 2011年3月2日 06:00 ]

 プロ野球の実行委員会が1日、東京都内で開かれ、ファンの前で相手チームの選手との私語や談笑を自粛するように12球団の全選手へ通達することを決めた。

 公認野球規則3・09(2)では試合前、試合中にかかわらず相手チームの選手と親睦的態度をとることを禁じている。2月10日の12球団代表者会議で横浜から提案があり、セ・リーグがパに呼び掛けてルール順守の徹底を確認。現状では試合前に観客入場後にもグラウンド上であいさつしたり、試合中に塁上で対戦チームの選手同士が会話を交わす場面が見られる。大相撲が八百長問題で揺れているだけに横浜・笹川博史球団取締役は「プロ野球は真剣勝負の場。仲がいい姿を見せる必要はない。(大相撲が)きっかけになる。いらぬ勘繰りをされないように」と話した。

 ◆実行委その他の審議・決議事項 (1)選手年金の解散に伴って選手会と交わす合意書について検討(2)アジアシリーズの復活開催が18日に台湾で発表されることを確認。同シリーズは台湾・中華職棒大連盟(CPBL)が今年11月に地元開催を提案している(3)安全基準に適合したヘルメットの着用を選手に徹底させることを12球団に要請(4)パ・リーグ理事会で、出場停止選手の練習を従来の開場前までからセ・リーグ同様にメンバー交換まで認めることを決定(5)セ・リーグ理事会でアグリーメント59条(個人表彰の解釈)の最優秀新人の資格規定を見直すことを確認。パにも提案した

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2011年3月2日のニュース