マー君次回登板回避も…右脇腹痛で緊急降板

[ 2010年8月30日 06:00 ]

<西・楽>硬い表情で引き上げる田中

 【楽天3―5西武】楽天の田中将大投手(21)が29日、西武戦(西武ドーム)で右脇腹上部を痛め、6回2失点の85球で降板した。3回を投げ終えた後、違和感を訴えた。6回までは投球を続けたが、違和感が消えなかった。熊原コンディショニングディレクターは「検査をしないと詳しいことは分からないが、右小胸筋ではないか」と説明。試合後はアイシングで治療し、30日に病院で精密検査を受ける。

 ブラウン監督は「大事を取って交代した。肩やひじのようにシリアスな場所ではない」と軽傷を強調した。田中も試合後に「大丈夫です」と語ったが、状態次第では次回登板を回避する可能性もある。楽天はこの日の敗戦で自力でのCS進出が消滅。大逆転でのCS進出を目指し、岩隈、田中、永井の先発3本柱の登板間隔を詰める考えを示したばかりだった。チームトップの11勝を挙げている右腕は巻き返しに不可欠な戦力だが、次回登板はずれ込む可能性が高い。最悪、登録抹消となればチームにとって痛すぎる結果となる。

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2010年8月30日のニュース