山崎スーパーバント処理で糧となる1勝

[ 2010年8月30日 06:00 ]

<横・中>試合終了し、好守を見せた山崎(右)とグータッチする勝利投手の大家

 【横浜2―1中日】横浜・山崎の究極のプレーがチームを救った。1点差の9回。守護神・山口が無死一、二塁のピンチを招いた。

 ここで中日側は定石通りに送りバント。谷繁は1ストライク2ボールからの4球目を山口の前に転がした。大きなワンバウンド。次の瞬間、一塁手の山崎が山口よりも先に捕球して三塁へ。楽々アウトで三塁手・村田も一塁へ転送して併殺が完成した。
 その山崎を守備固めで9回にハーパーと交代させていた尾花監督は「代えといて良かった。きょうは守備で勝てたのが大きい」と喜んだ。最下位の現状に変わりはないが、理想とする守り勝つ野球で1点差を守った1勝は今後の糧となる。

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2010年8月30日のニュース