巨人投手陣 ヤクルトに学んだ“天敵”の泣き所

[ 2010年8月24日 06:00 ]

ブルペンで投球練習する巨人・東野

 天敵封じでリベンジだ。巨人は24日からの中日3連戦(東京ドーム)にグライシンガー、東野、内海が登板予定。17~19日の同カードは同じ先発陣で3連敗。中でも10打数6安打、打率・600と打ち込まれた和田を封じることが巨人投手陣の大きなテーマだ。

 和田は今季巨人戦で打率・385。10日の横浜戦(甲府)で左足首に自打球を受けて、万全でない状態でも前回はその猛打を止められなかった。今季11打数5安打、打率・455とカモにされている東野は「本当にケガしているのかと思う。どこに投げても打たれる感じがする」と脅威を口にするほどだ。
 ところが、和田は直後のヤクルト3連戦(ナゴヤドーム)で10打数無安打と完ぺきに抑えられた。「ヤクルトは抑えているんでしょ?ウチのスコアラーも行っているし聞いてみないと」と斎藤投手コーチ。凡打は直球、シュート系に内角で差し込まれるか、外のスライダー系で泳がされるパターンが多いが、打たれる巨人は外角に要求した変化球が真ん中に抜けたり、直球を内角に突ききれなかったケースが多い。
 26日に登板予定の内海は「昇り竜ですね。しかも相手投手も(前回と)全部一緒。それぞれ悔しさは持っている」と闘志を燃やした。中日戦は今季7勝11敗。負けっ放しではいられない。和田封じで屈辱を晴らす。

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2010年8月24日のニュース