突然の福留「こういう時にそれがプラスになる」

[ 2010年8月24日 13:18 ]

ナショナルズに9―1で圧勝、コーチとタッチをするこの試合2安打したカブス・福留(右)

 カブスの福留孝介外野手は23日、シカゴでのナショナルズ戦に3回から右翼の守備に就き、4打数2安打1打点だった。内容は右前打、二ゴロ、中前適時打(打点1)、三邪飛で打率は2割6分8厘。試合は9―1で勝った。

 突然だった。先発を外れベンチにいたカブスの福留は3回、死球で退場した選手の代わりに右翼の守備を命じられる。急な交代だったが「普段から準備だけはしているし、こういう時にそれがプラスになる」と、4打数2安打1打点と活躍した。
 4回に回ってきた第1打席。ファウルで粘ってフルカウントからの内角球を右前にはじき返した。7回1死二塁の第3打席でも中前適時打して「急に出たけれど、体がしっかり動いてくれた」。3試合連続、今季21度目の複数安打。連続試合安打も4に伸ばし、打率を後半戦最高の2割6分8厘まで上げた。
 前日の試合を最後に、「今のところ、メジャーでの唯一の監督」と言うピネラ監督が電撃退任。クワーディ監督代行になっての初日は、打撃好調にもかかわらず休養日の予定だった。「(起用法は)1試合ぐらいじゃ分からない」と困惑顔だったが、9―1で圧勝の試合後は「きょうはみんなが、自信持ちながらやってたね」と笑顔だった。(共同)

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2010年8月24日のニュース