両軸でダメージ残る1敗…阪神、首位陥落

[ 2010年8月24日 23:06 ]

 【阪神5―4中日】ダメージの残る負け方だ。先発、抑えの両軸が崩れて阪神は今季2度目の4連敗。巨人と入れ替わり、2位に転落した。

 先発の久保は4―2の四回に投手の篠田に適時二塁打を浴びるなど不安定。4―3の六回に2二塁打で同点とされたところで降板した。制球が狂い、ボールが多かった。「悪くても何とか試合をつくりたい」と話していたが、六回途中まで4失点。開幕からただ一人ローテーションを守り続け、チームトップの11勝を挙げている右腕は期待に応えられなかった。
 サヨナラ勝ちへ勢いを付けたい指揮官が九回に投入した藤川球も1死後、嶋に抜けたフォークをたたかれ、勝ち越しソロを許した。6月13日以来の2敗目に「しゃあない。打った相手がうまかった」と淡々と話したが、真弓監督は1週間ぶりの登板だった右腕に「(間隔が)空き過ぎたのかな」と首をひねった。
 エースで止められず、守護神で伸びた連敗。しかも、5位の広島に取りこぼしたこの星は痛い。

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2010年8月24日のニュース