柳ケ浦高バス横転事故、27歳元教諭に禁固刑

[ 2010年6月19日 06:00 ]

 大分県日出町の大分自動車道で昨年7月、野球部員を乗せた私立柳ケ浦高校(同県宇佐市)のバスが横転し、1人が死亡、37人が重軽傷を負った事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた運転手で元同校教諭の不破大樹被告(27)=堺市=に、大分地裁は18日、禁固2年6月(求刑禁固3年6月)の実刑判決を言い渡した。

 西崎健児裁判官は判決理由で「制限速度を40~50キロ超える速度で運転し、事故を起こした過失は一方的で重大。遺族の被害感情も厳しい。速度制限に注意して安全運転に努めるべきで、刑事責任は重大だ」と述べた。
 生徒の座席にシートベルトがなかったことなどを挙げ「事故の責任を被告1人に帰すのは相当でない」とも指摘した。

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2010年6月19日のニュース