ヤクルト・米野、西武・山岸が交換トレード

[ 2010年6月19日 06:00 ]

 ヤクルトの米野智人捕手(28)と西武の山岸穣投手(27)の交換トレードが成立し、18日に両球団から発表された。

 両選手ともに今季の1軍出場はなかったが、投手力の強化を狙うヤクルトと、捕手の補強を目指す西武の思惑が一致した。ヤクルトはロング救援できる中継ぎ投手が手薄で、荒木投手コーチは「西武で投手コーチをしていた時は、タフで重宝した投手。まずは状態を上げてくれれば」と期待を込めた。一方、西武は銀仁朗が3月のオープン戦で左ひざ半月板などを損傷。手術を受け、今季中の復帰は絶望となっているだけに、前田球団本部長は「(細川と)競争してレギュラーを勝ち取ってほしい気持ちでいる」と話した。

 ▼米野 突然の話でびっくりしています。新天地では新たな気持ちでチームに貢献できるよう頑張ります。

 ▼山岸 5年半という短い期間でしたが、西武での経験を生かしてヤクルトでも頑張りたい。

 ◆米野 智人(よねの・ともひと)1982年(昭57)1月21日、北海道生まれの28歳。北照では99年春のセンバツに出場。99年ドラフト3位でヤクルト入団。2002年4月9日の巨人戦(東京ドーム)で、9回に岡島から左前へプロ初安打をマークした。通算成績は247試合で打率・208、12本塁打、53打点、3盗塁。1メートル82、82キロ。右投げ右打ち。

 ◆山岸 穣(やまぎし・みのる)1982年(昭57)8月17日、福井県生まれの27歳。福井商から青学大に進み、大学通算32勝。2004年ドラフト4巡目で西武に入団。1年目の05年9月18日のロッテ戦(千葉マリン)で中継ぎでプロ初勝利を挙げた。通算成績は71試合で6勝4敗1セーブ、防御率3・42。1メートル76、77キロ。右投げ右打ち。

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2010年6月19日のニュース