また進化したダル!新球武器に8回1失点で6勝目

[ 2010年6月19日 17:24 ]

8回オリックス2死満塁、後藤を三振に打ち取りガッツポーズする日本ハムのダルビッシュ

 【日本ハム3―1オリックス】日本ハムのダルビッシュが、また進化した。新球「高速チェンジアップ」を武器に8回を1失点。右ひざの故障から復帰後はこれで2戦2勝だ。

 三回に1点を失ったが、中盤からはこれまでより10キロほど速い、140キロ前後のチェンジアップが効いた。「前から頭にあって、前の試合で4球くらい投げた」というその球で、四回にはT―岡田から空振り三振を奪い、五回は3アウトすべてゴロを打たせた。
 四回から七回まですいすいと無安打。2点リードの八回に3連打で1死満塁とされたが、田口を三邪飛に打ち取り、最後は後藤にスライダーを振らせると両こぶしを握ってジャンプ。この試合初めて感情を表に出した。
 ダルビッシュは「右左関係なく使えるし、コントロールしやすい」と、新球に大きな手応えを得た様子。もちろん直球が走っていたからこそ、少しのスピード差で打者が崩れた。
 口蹄疫で被害を受けた宮崎県の畜産農家へ、今回の登板から1アウトごとに3万円を寄付すると発表したばかり。「少しでも多くアウトを取りたいと思っていた」。24個のアウトを積み上げた右腕に、笑みが浮かんだ。

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2010年6月19日のニュース