松井秀 お気に入りスタジアムで4試合ぶり打点

[ 2010年6月19日 08:33 ]

カブスに勝利し、空を見上げながら引き揚げる松井秀(右列奥から2人目)らエンゼルスナイン。終了間際に突然の雷雨となり、グラウンドはシートで覆われた

 エンゼルスの松井秀喜外野手は18日、シカゴでのカブス戦に「5番・左翼」で出場し、3打数1安打1打点だった。内容は右飛、左前打(打点1)、一ゴロで7回の守備から退いた。打率は2割6分2厘。試合は7―6で勝った。

 古色蒼然たるカブスの本拠地リグリー・フィールドでプレーしたのは7年ぶり。フェンスを緑のツタが覆う外野を守った松井秀は試合前からうれしそうだった。「昔ながらの球場が少なくなっている。この雰囲気はすごく好き」。気温30度を超えた蒸し暑いデーゲームも問題にはしなかった。

 0―0の4回1死一、三塁で巡ってきた打席で外角の際どい速球にバットを繰り出した。直前に同じ球種を見送り、軌道を頭に描きやすかった。「うまく打ったと思う」という打球は、左打ちの松井秀に備えて遊撃手が二塁寄りに守り、大きく空いていた三遊間を抜けた。

 ただ、打点を挙げたのは4試合ぶり。これで70試合を消化して40打点。昨季までにメジャーで4度達成した100打点ペースには乗っていない。

 2回の右飛は打者優位のカウントから低めの変化球に手が出て「悪い対応ではないが、打たなくていい」と浮かぬ顔だった。通算150号を前にした足踏みは11試合に伸びた。(共同)

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2010年6月19日のニュース