財政難の関西独立L 給与全額カットでも存続の方針

[ 2010年6月19日 17:26 ]

 財政難で6月分から選手給与を全額カットする野球の関西独立リーグは19日、コリアを除く神戸、明石、紀州の3球団の代表らが兵庫県明石市内で話し合い、抜本的な改善策は出なかったが、今後もリーグを存続させていく方針を確認した。

 リーグの広報担当で紀州の竹中則行代表取締役は「4球団が1カ所で試合する日を増やしたり、経費を減らす工夫はしている」と説明した。同リーグは観客数の減少やスポンサー収入の落ち込みで資金繰りが悪化。給与カットが決まって以降、退団者も出た。今後も給与の出来高分は支払い続けるという。

 日本の野球を学ぼうと神戸に入団した李秀範内野手は「生活が厳しいけど(同リーグで給与が支払われる)韓国チームよりここでファイトしたい」と言う。また神戸の福泉敬大投手は「こういう状態になったので、ことしで区切りをつけようかと思っている」と話した。

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2010年6月19日のニュース