成瀬 狭いドームで弱気“逃球”3発被弾

[ 2010年5月16日 06:00 ]

<巨・ロ>4回1死 坂本に左越えソロを浴びる成瀬

 【ロッテ2―4巨人】プロにとっての制球力とは厳しいコースにストライクを投げることだけではない。打者の内角をどう攻めるか、投手有利なカウントでいかにボール球を有効に使うか。それが分かっていながら冷静さを欠いたロッテ先発・成瀬は、3試合連続で3被弾するなど5回4失点でKOされた。

 「逃げてしまった。かわすピッチングをしてしまった時点で自分の負けです」。110球中、内角は21球だけと外角中心の投球。本塁打が出やすいとされる東京ドームで強打の巨人相手に慎重になりすぎた。4回の坂本は内角直球、5回のラミレスは外角チェンジアップを被弾。いずれも2ストライク2ボールから厳しいコースに投じたものだが、配球が単調になれば打者に読まれやすくなる。ボール球を投げる心の余裕もなく、スタンドまで運ばれた。

続きを表示

2010年5月16日のニュース