“聖地”で躍動　和田でソフトバンク４００勝

＜ヤ・ソ＞スタンドの声援に応える和田

　【ソフトバンク２―０ヤクルト】５年ぶりの「聖地」はやはり特別だった。ソフトバンクの和田が早大時代に通算２７勝を挙げた神宮で、０５年５月８日以来の登板。６回を４安打無失点で５勝目を挙げ「ここに育ててもらったという思いがある。負けたくなかった」ときっぱり言った。

　試合前、室内練習場からバスに乗り込む際にテレビで母校の試合経過に目をやり、斎藤、大石の好投を聞くと「さすがですね」と笑顔を見せた。交流戦通算１４勝は西武・涌井に並ぶ最多。チームの連敗を３で止め、ソフトバンク通算４００勝をもたらした左腕は「自分一人の力ではない。こういう試合に投げさせてもらい、勝てたことはうれしいです」と感慨深げに話した。

　▼ソフトバンク川崎（２回２死二、三塁から決勝打となる２点適時打）良かったですね。真っすぐ一本を待ってたけど、反応できた。