投手陣が崩れた阪神 自滅に近い形で敗戦

[ 2010年5月16日 19:37 ]

 【阪神3-7楽天】先発が崩れて、救援も流れを止められない。阪神は田中をいかに攻略するかという以前に、自滅に近い形で敗れた。三回までに5点を失う展開に真弓監督は「ちょっとしんどかったね」。疲労感は表情にも出ていた。

 3度目の先発だったスタンリッジは新井の失策で先頭の聖沢が出塁する不運もあり、一回にいきなり1失点。二回にも暴投で1点を与えると、三回には2死一、二塁で草野に左翼ポール際への手痛い一発を浴びた。期待に応えられなかった右腕は「新井さんのミスを帳消しにするような投球をやらなきゃいけないのに、できなかった」とうなだれた。
 3―5と追い上げていた六回途中から登板の石川も連打と四球で2失点と、反撃の勢いをそいだ。投手陣の乱調で敗れた13日の日本ハム戦をなぞるような試合運びに、久保投手コーチは「わたしの責任です」と言うしかなかった。

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2010年5月16日のニュース