援護なし…ダル8回無失点降板「仕方ない」

[ 2010年5月16日 06:00 ]

<広・日>8回無失点と好投したダルビッシュ

 【日本ハム0―1広島】8回無失点で降板した日本ハムのダルビッシュは試合後「きょうは仕方ないです。前回の岩隈さんもそうだけど、いい投げ合いができている。僕にも向こう(前田健)にとっても良かったんじゃないですか」と充実感さえ漂わせた。

 序盤は直球狙いの広島にツーシームを多投してタイミングを外した。6回2死二、三塁で栗原を迎えると一転、初球にこの日最速の151キロをマーク。最後は149キロ直球で中飛に仕留めた。交流戦前に2戦連続で150球を超えたため99球で降板。自己記録を3イニング更新する28イニング連続無失点も「そういうのはあまり意識せずに、また次の試合です」と意に介さない。
 それ以上に2学年下の右腕との勝負を楽しんだ。3回には142キロ直球を中前打。08年6月17日広島戦(広島)以来の安打に「思ったより球が見えていました」。お返しとばかりに前田健には「僕の球を楽しみにしているだろうから」とカーブ以外の持ち球を披露。チームはサヨナラ負けで連勝は5で止まった。打線の援護も8日楽天戦(函館)から17イニングない。それでもダルビッシュにとっては格別な一戦となった。

 ≪自己新28回連続無失点≫ダルビッシュ(日)が8回無失点で降板。4月24日楽天戦の7回からは28イニング連続無失点となった。自身の連続無失点は、07年4月20日ソフトバンク戦から5月4日オリックス戦までの25イニングが最多だったが、これを3イニング上回った。なお、チーム記録は東映時代の54年に米川泰夫がマークした35イニングで、次回登板で7回無失点ならこれに並ぶ。

 ▼日本ハム梨田監督 ダルの時は点が取れないね。1、2点援護できていれば違った。

 ▼日本ハム糸井(5回、左越えで三塁を狙うも憤死)僕のミス。(痛めている)左ひざをかばいきれなかった。次取り返します。

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2010年5月16日のニュース