交流戦首位対決第2R 原巨人、荻野貴厳戒令! 

[ 2010年5月15日 06:00 ]

近距離のダッシュで調整する東野

 巨人は14日、交流戦2カード目のロッテ戦に向けて東京ドームで全体練習に臨んだ。首位決戦だった開幕カードの西武戦で1勝1敗。西武に代わって首位に立ったロッテを本拠地に迎え討つ原監督は「バランスが取れているチーム。どちらかと言えば攻撃、スピードです」と警戒を強めた。

 指揮官がキーマンに挙げたのは、新人ながら打率・325、22盗塁を記録している荻野貴で「ドラフト1位でしょう。(昨年ドラフトで)菊池雄星に行かずに彼にいった。スカウトの目は正しかっただろうね」と称賛。捕手の阿部も「2番はだいぶ足が速いみたいだね」と荻野貴の快足ぶりに警戒を強めた。
 一方、初戦先発はリーグトップの6勝で防御率1・66の東野。「1、2番を走者に出すと集中できなくなるし、3~5番は長打がある。去年の中日みたいなイメージ」と対戦を前に気を引き締めた。なかでも主砲・金泰均についてはスコアラーから情報を収集。「内角に突っ込んでいきたい」と積極的に内角を突いて行く考えを示した。
 昨年同カードは4試合で1勝1敗2分けだったが「打線はうちも負けてない。五分五分でしょう」と伊原ヘッドコーチ。リーグ戦に比べて順位の変動が激しくなる交流戦。それでも目の前の敵を倒すだけだ。パ・リーグ首位チームを連続して叩いて、巨人が一気に首位固めに入る。

 ▼ロッテ荻野貴(原監督の評価は)素直にうれしい。巨人戦も今まで通り、自分のプレーを集中してやるだけ。出塁できるか分からないけど、出塁したら走れる時は走ります。

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2010年5月15日のニュース