岩村5戦連続音なし…それでも「何苦楚という言葉がある」

[ 2010年5月15日 09:26 ]

 パイレーツの岩村明憲内野手は14日、シカゴでのカブス戦に「1番・二塁」で出場、6打数無安打だった。内容は中飛、右飛、見逃し三振、一ゴロ、空振り三振、一ゴロで打率は1割6分1厘。試合は10―6で勝った。

 岩村は試合後、打撃コーチと話し込むなど「ヒットが出ないのが一番つらい」と苦しい心境を正直に話した。

 2回、ライナー性の大飛球も右翼手に好捕された。「今までこんなにヒットが出なかったことはないし、心が折れそうになる」と漏らす。これで5試合連続無安打。それでも「だからこそ何苦楚(なにくそ)という言葉があるし、自分を奮い立たせる」と、座右の銘である「何苦楚魂」を引用して自らを鼓舞した。

 バットは湿ったままだが、チームは連敗を4で止めた。「ベースボールに勝ち負けは付き物。勝ったことが大きい」と話した。(共同)

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2010年5月15日のニュース