1位タイ52安打も関心なし?イチロー「そうなの、あら」

[ 2010年5月15日 13:39 ]

レイズ戦の9回、遊撃内野安打を放つマリナーズのイチロー。この試合3安打目

イチロー止まらん!6戦連続マルチ安打

 【マリナーズ4―3レイズ】マリナーズのイチローが昨年8月以来の6試合連続複数安打となる3安打を放った。1回に二塁打して今季自己最長に並ぶ6試合連続安打で前日から5打席連続出塁とすると、7、9回にも内野安打。勝利に貢献した。

 1回にレイズの右腕デービスの外角速球を中越えへ二塁打し、打線を活気づけた。1死後、グティエレスの2ランで先制のホームを踏んだ。前日(13日)に4点差をひっくり返されて逆転負けしていただけに流れを変える貴重な一打となった。

 7回は、追い込まれての低めのカーブに体を残し、投手を強襲する内野安打を放つと4―3の9回は内角球をたたきつけ、遊撃内野安打。強豪に重圧をかけ続けたイチローをワカマツ監督は「よく勢いづけてくれた」とたたえた。

 この6試合は打率5割7分7厘で5月は打率3割8分。早くも今季52安打で安打数が大リーグトップに並んだが、イチローは「そうなの、あら」と素っ気ない。

 昨季、史上最多の9年連続200安打を達成したことで、今季は安打数を強く意識しないという。「初めてそういう状態でやる資格を得た。うれしくないわけではないが、不思議でも別にないし、ちょっと形容しづらい」。独特の言い回しに自信がにじんだ。(共同)

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2010年5月15日のニュース