何と涌井が番長討ち!3安打4打点

[ 2010年5月15日 17:21 ]

3回西武2死満塁、涌井が左中間に走者一掃の二塁打を放つ。投手三浦

 【西武12―3横浜】投球よりもバットの方が目立ったかもしれない。この日の西武は涌井が投打にわたる主役だった。投げては7回を3失点でまとめて5勝目。打撃では4打数3安打4打点と驚きの活躍を見せた。

 二回、一塁手の後方に落ちる適時打が“猛打賞”の始まりだった。2打席目は、三回2死二、三塁で細川が敬遠。横浜バッテリーからしたら当然だったが、涌井が走者一掃の左中間二塁打で策をつぶした。「振ったところに来ただけ。(打撃は)手が痛いので正直嫌い」と言うが、八回にもバスターエンドランを決めて3安打目をマーク。ベンチはお祭り騒ぎだ。
 基本的には交流戦でしか打席に立たないパ・リーグの投手が、1試合3安打4打点となるとなかなかない。「ワク(涌井)がバッティングがいいのは分かっていたけど、最後のバスターを決められるのもセンス」と渡辺監督。思わず舌を巻いた。
 本職の投球ではスレッジに2打席連続本塁打を浴び「反省しないといけない」と口にした。それでも、公式戦では高校以来となる横浜スタジアムでの試合は、忘れられない一戦となった。

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2010年5月15日のニュース