ルーキー加賀が初勝利 変則右腕持ち味発揮

[ 2010年4月25日 19:30 ]

 【横浜5-3ヤクルト】足を上げてから体をくの字のように折り曲げる独特のフォームで右横手からコーナーを突く。横浜のルーキー加賀が持ち味を発揮し、4度目の先発でプロ初勝利を挙げた。

 3―1の5回、2死から連打を浴びて一、三塁の場面で、打者は青木。外へのシンカーと内角への直球を交互に投げ分けて揺さぶり、最後は「自信を持って腕を振った」という内寄りの直球で二ゴロに打ち取った。

 前回のヤクルト戦は内角が使えず4回2/3で降板したが、5回1失点で雪辱。ウイニングボールを手に「うれしすぎて(喜びが)分からない」と興奮を隠さなかった。

 住友金属鹿島からドラフト2位で入団。キャンプは2軍スタートだったが、上武大から本格的に投手を始めた加賀は「はい上がるしかない」と自らを鼓舞し、中継ぎで好投して信頼を獲得。遅咲きの25歳は「これからは安心して試合を見てもらえるようにしたい」と飛躍を誓った。

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2010年4月25日のニュース