“ぶり”が大漁!ロッテ、3年ぶりの貯金10

[ 2010年4月15日 23:08 ]

 【ロッテ6―3日本ハム】ロッテの快進撃が続く。41年ぶりの開幕4カード連続勝ち越しや、3年ぶりの単独首位など歴史が次々とひもとかれる。「今季のうちは『ぶり』が大漁だね」と球団関係者がうれしそうに話す。

 この日は6試合連続2けた安打となる、得意の集中打で「ぶり」を呼び寄せる。三~五回に一気にケッペルを攻略して6点。今季は四回に全得点の約2割が集中するなど、打順が2回り目に入ると手が付けられなくなる、というデータ通りの攻撃を繰り広げた。
 日本ハム戦の3連戦3連勝は3年ぶり。昨年は2勝しかできなかった「鬼門」の札幌で、となると5年ぶりの大仕事だ。「ことしのロッテは違うところを見せたかった。15年やっているけど、こんなベンチの雰囲気は初めて」と、3安打のサブローは興奮気味に言う。
 代打で満塁から2点打を放った今岡、2勝目の川越、それをリードした的場は適時打を打つ―。題名は「リストラ組の意地」か。内容も多彩な4連勝で、3年ぶりに貯金が10に達した。「何年ぶりというのはうれしいこと。でも、いつも通りに」。西村監督の慎重な口「ぶり」だけは変わらなかった。

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2010年4月15日のニュース