ひとり蚊帳の外の松井秀「言い訳にはなりませんね」

[ 2010年4月15日 08:55 ]

ヤンキース戦の6回、3打席を終え無安打、試合を見詰めるエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス5―3ンキース】10日のサヨナラ打を最後にエンゼルスの松井秀に当たりが出ない。打数が少ないこともあって、打率は2割7分8厘に急降下。連敗阻止に奮起した打線の中で、3三振と蚊帳の外に置かれた4番打者は「いいところに攻められている」と渋い顔だった。

 一回は右方向に打って走者を進めようという思惑が裏目に出た。外角に沈む初球に踏み込めず左飛。やや腰砕けで空を切った三、六回も得点機だった。「追い込まれてから振らされている」と相手の注文に乗せられた。
 ヤンキースのジラルディ監督は、昨季まで部下だった松井秀に「失投すれば痛い目に遭う」と警戒を緩めない。エンゼルスのソーシア監督は「過去にベンチや外野から見ていた投手とはいえ、対戦は初めてだろ。そのうち打つよ」と気遣った。
 松井秀も相手捕手ポサダが自身を「知り尽くしてるでしょう」と推察しながらも「言い訳にはなりませんね」。ふがいなさを責めるように冷ややかに言った。

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2010年4月15日のニュース