昨季のリーグ最多勝右腕が真骨頂発揮

[ 2010年4月15日 22:36 ]

 【中日7―4横浜】昨季のリーグ最多勝右腕が、4試合目の先発で真骨頂を発揮した。中日の吉見が今季最長の8回1/3を投げて2失点で2勝目。2008年から続く横浜戦の連続勝利を10に伸ばした。惜しくも完投は逃したが「勝てばいいと思っている。ことしは勝ちにこだわっていく」と力強く宣言した。

 一回に2死三塁のピンチを迎えたが、村田を空振り三振に仕留めてリズムに乗った。直球は140キロ台前半ながら果敢に内角を突き、低めに投げ込むフォークボールで打たせて取った。二~八回は三塁を踏ませず「真っすぐが思うように投げられている。ゴロでアウトが取れたのが良かった」と満足そうだ。
 先発投手陣が思うような結果を残せない試合が続いていた中日。9日の巨人戦で吉見自身が白星を挙げて以来、先発投手の勝利は5試合ぶりだ。 完封も見えていた九回にスレッジの打球を右のすね付近に受けて降板。この日も救援を仰いだが、先発の柱の復調は明るい材料だ。落合監督は「一番大きいのは勝ったか、負けたか。吉見が走りだせば、次も走りだすでしょ」とひと安心の様子だった。

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2010年4月15日のニュース