原点回帰の直球勝負!ダルビッシュ、投球に力強さ戻る

[ 2010年4月10日 19:47 ]

 【日本ハム12―1ソフトバンク】コースへ決まる速球に、バットが次々と空を切る。日本ハム・ダルビッシュの投球に力強さが戻ってきた。8回を4安打1失点で今季2勝目。奪った三振は毎回の12個、さらに開幕から4試合連続の2けた奪三振というおまけ付きだった。

 四回まではパーフェクト。開幕戦で右打者の内角に食い込む新球を狙い打たれた失敗を反省し、序盤は右打者の外角、左打者には内角へ、力のある直球を投げ込んだ。五回1死から多村に失投を左翼席へ運ばれたのが唯一の失点。「真っすぐに打者が振り遅れている。リズム良く投げられた」と、気持ち良さそうに108球を振り返った。
 前回先発した3日の西武戦から基本に戻り、外への直球とスライダーを軸に組み立てる。多彩な変化球はスパイスにすぎない。原点回帰したことで圧巻の投球を取り戻したようだ。
 4戦連続2けた奪三振は2008年9月以来で、過去に複数記録しているのは野茂英雄と伊良部秀輝だけ。「三振を取れている感じはしないけど、真っすぐがいいから不思議なことじゃないかも」という口ぶりには自信が漂う。開幕戦から積み上げた三振は12球団トップの47個になった。

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2010年4月10日のニュース