佑ちゃん復調!開幕戦で球威に手応え

[ 2010年4月10日 19:05 ]

 【早大―立大】主将の重責、昨年の成績不振、進路が注目される最終学年。期待と不安が入り交じるなか、背番号10をつけた早大の100代目キャプテン、斎藤が開幕の先発マウンドに立った。7回を2安打2失点にまとめ、サヨナラ勝ちに貢献。「最後に点が入ってよかった」と素直に喜んだ。

 「1年の春の時と同じくらい緊張した」というが、課題としてきた直球が威力を見せる。前に突っ込んだり後ろに残ったりと、安定しなかった体重移動を冬場に修正。その成果からか、140キロ台半ばの直球に立大の各打者は差し込まれていた。斎藤は「真っすぐ自体は悪くなかった」と手応えを口にした。
 五回に追い込んだカウントから「完全な失投」という甘い直球を左翼スタンドに運ばれ、暴投で追加点も献上した。それでもヤクルトの渡辺編成部長は「調子がいいからこそ真っすぐ勝負で打たれた」と仕上がり具合を高く評価した。
 多くの球界関係者が注目する斎藤のラストイヤー。初戦は確かな復調を感じさせる82球だった。

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2010年4月10日のニュース