木村拓コーチに届け!黒田 特別な思いの1勝目

[ 2010年4月10日 11:35 ]

マーリンズ戦に先発し、3年連続で初登板勝利を挙げたドジャース・黒田

 ドジャースの黒田は9日、マイアミでのマーリンズ戦に先発し、8回5安打7三振1四球の1失点と好投。試合はドジャースが7―3で勝ち、黒田は今季初登板初勝利を挙げた。

 1回、先頭打者の安打から1死三塁とされたが、ラミレスを内角速球で三ゴロ、カントゥを外角スライダーで空振り三振。二回には1死から右翼線への飛球が味方のまずい守備で二塁打となるも後続を絶ち、3回までに5三振を奪った。
 特別な思いが胸にあった。初登板が巨人コーチの木村拓也さんの告別式と重なった。2004年のアテネ五輪に広島から2人で出場。達川監督時代に木村さんが急きょ捕手になりバッテリーを組んだこともある仲間の死に、「一日、一瞬を大切にしたい」との思いを強くした。
 スライダー、ツーシームを内外角、低めに配し、5回2死二塁のピンチも切り抜け、6回に先制点を許すも、味方がすぐに逆転で援護してくれた。8回まで100球。ほぼ完璧と言っていい初勝利だった。

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2010年4月10日のニュース