3番目に長いブランクだった松井秀 有言実行の本塁打

[ 2010年4月10日 12:25 ]

アスレチックス戦の2回、本塁打を放ち、ベンチで祝福されるエンゼルス・松井秀

 開幕戦勝利後に3連敗となった前夜、松井秀は約2年ぶりに外野を守ったことには特段の感慨を示さなかった。「この流れを止めなくちゃいけない」。それを有言実行するような本塁打を第1打席にかっ飛ばした。

 左腕ゴンザレスの約146キロの初球だった。下半身の鋭い回転がバットに伝わるのは力みがないからだ。理想的なスイングでとらえた打球が左中間へ弧を描き、メジャー通算600打点目となる節目のアーチとなった。
 前夜の守備は、大リーグ公認の記録専門会社によれば、174試合ぶりで現役選手では3番目に長いブランクだった。守備で久々に緊迫感を味わい、フルイニングに出場して疲労も蓄積したが、逆に「守った方がリズムが良い。打撃にも好影響」という言葉を証明した。(共同)

続きを表示

2010年4月10日のニュース