乱闘誘発!?「幕張のゴジラ」神戸、大はしゃぎ弾!

[ 2010年4月10日 06:00 ]

初回、右中間3ランを放ち飛び上がりながら喜ぶ神戸(右)

 【ロッテ8-3西武】急きょ出てきた「ゴジラ」がバットから火を噴いた。3点先行の初回1死一、三塁。福浦が自打球を右ひざ内側に当てて退場し、1ストライク1ボールから代打で登場したのは4年目の神戸だった。フルカウントから138キロ直球を右中間席へぶち込み、雄叫びを上げながら何度も両手を突き上げた。

 「興奮して何が何だか分からない」。ベンチ前で手荒い祝福を受けると、直後にインリン・オブ・ジョイトイのM字開脚ポーズ。そして右翼席へガッツポーズだ。
 しかし、はしゃぎすぎた。3回の第2打席は2ボールから涌井が投じた3球目が右すね付近への死球。報復と見た金森打撃兼野手チーフコーチが激怒して捕手・細川に詰め寄り、両軍ナインが本塁上でもみ合いに。さらに8回には井口が死球を受けると、再び両軍入り乱れてにらみ合い、不穏なムードが漂った。

 ▼ロッテ・金森打撃兼野手チーフコーチ(神戸の死球について)ああいう野球はやっちゃ駄目。3球続けて内角、しかも2ボールから。あれだけコントロールがいい涌井がやっちゃ駄目でしょう。

 ◆神戸 拓光(こうべ・たくみ)1985年(昭60)2月23日、茨城県生まれの25歳。土浦日大3年夏は県大会3回戦で敗退。流通経済大では1年春に優勝しベストナイン。大学選手権では最優秀新人賞に輝いた。4年秋には本塁打王。大学通算14発。昨季は2軍で16本塁打。1メートル91、98キロ。右投げ左打ち。

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2010年4月10日のニュース