開星・野々村監督 涙の謝罪「楽勝と言われ恥ずかしかった」

[ 2010年3月23日 11:19 ]

不適切発言に関して日本高野連に謝罪し、甲子園球場を後にする開星高の野々村直通監督

開星・野々村監督「末代までの恥」…高野連が調査へ

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 22日行われた第82回選抜高校野球大会1回戦で向陽高(和歌山)に1―2で敗れた後「21世紀枠に負けて末代までの恥」などと発言した開星高(島根)の野々村直通監督(58)が23日、不適切な発言だったとして日本高野連に謝罪した。同日中に開星高の校長が和歌山市の向陽高を訪れ、謝罪するという。
 甲子園球場で記者会見した野々村監督は「高野連と21世紀枠、向陽高校を侮辱する気はなかった。心からおわびしたい。抽選会後は地元から楽勝と言われ、中国大会王者として負けたら恥ずかしいと正直思った。試合後は悔しく、情けない気持ちでいっぱいだった。相手の守備力、気迫に敬意を表している」と涙ながらに話した。
 日本高野連は侮辱的な発言があったとして、口頭で厳重注意した。小森年展事務局長は処分について「文書での報告をもらってからにしたい」と話した。
 野々村監督は22日の敗戦後のインタビューで「やめたい。腹を切りたい。死にたいですね。もう野球をやめたい。こんな恥をかくことは二度としたくない。野球の話ももうしたくない」などと発言した。

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2010年3月23日のニュース