“プロ注”広陵・有原「重圧あった」辛勝にホッ

[ 2010年3月23日 06:00 ]

ヒヤヒヤものの初戦突破にもガッツポーズの広陵・有原

 【センバツ第2日 広陵7-6立命館宇治】優勝候補が苦しんだ末に初戦突破した。広陵は1点差まで詰め寄られてなお9回2死一、三塁。ここで捕手の新谷が盗塁を阻止して何とか試合終了。

 6失点(自責1)したプロ注目右腕の有原は、マウンド上で安どの表情を浮かべた。「ホッとしました。勝つことに対する重圧がありました」。初回2死から味方の失策でリズムが狂って4失点。その後も制球が定まらず8四死球と乱れた一方で8回まで毎回の13奪三振。174球を投げ切って最後までマウンドは守り抜いた。OBの阪神・金本も見守る前で辛うじて競り勝った中井監督は「初回からドキドキしっぱなしでしたが、選手たちが落ち着いていました」と苦笑いを浮かべていた。

 <勝利貢献の御子柴、元阪神の父はドキドキ>広陵・御子柴の父は元阪神投手だった進さん。かつて父の主戦場だった甲子園で、はつらつとしたプレーで初戦突破に貢献して「思った以上に緊張しなかった。1打席目でヒットが出て気持ちが楽になった」。父は現在、阪神のスコアラーを務めるが、この日はアルプス席で応援。「見ている方が緊張するよ。ファンの人は偉いとつくづく感じた」と苦笑いしながら息子の雄姿を見詰めていた。

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2010年3月23日のニュース