無策…ブラウン監督“個人任せ”で開幕3連敗

[ 2010年3月23日 06:00 ]

選手交代を告げるブラウン監督(右)

 【楽天4-5オリックス】楽天が誇る先発3本柱で、まさかの開幕3連敗となった。先発の山本を3回でKOも、2番手の岸田を攻略できなかった。

 ブラウン監督は「登録されているすべての投手に対する準備はしている。広島で監督をしていた過去2年間は見ていないが、岸田に対する準備も不足していない」と話したが、コーチを含めて具体的な指示はなかった。
 山本に対しては「フォークが多い投手。低めを捨てて、甘く入ったスライダー、直球を打っていこう」と狙い球は明確だった。実際、7安打のうち6安打が直球系。一方、岸田に対しては「打席で感じたことを次の打席で生かしてほしい」と個々に任せた。9回に1点を返したが、遅すぎた。
 昨季19勝4敗1分けのお得意様に、3戦連続の1点差負け。今カードで盗塁を試みたことは1度もなく、開幕戦では1点を追う9回無死一塁でバントのサインを出さないなど犠打もわずか2つ。「静」の采配が目立つ新指揮官は「3連敗は残念だが、チームとしてよくなっている」と話したが、岡田新監督との采配の差が結果に表れた。

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2010年3月23日のニュース