偶然?あの夏の日と一緒 中京大中京145キロ右腕ピリッとせず

[ 2010年3月23日 14:48 ]

盛岡大付―中京大中京 先発し力投する中京大中京・森本

 【中京大中京5―4盛岡大付】昨夏のVTRを見ているようだった。9回、中京大中京のリードは1点。三塁には同点の走者を置き、バッテリーも選手権の決勝と同じ森本―磯村。最後は三塁ゴロに仕留めて辛くも逃げ切ったが、くしくも打球が飛んだ方向まで同じだった(昨夏は三直)。

 昨年の甲子園で145キロをたたき出した直球はなりをひそめ、5四球と制球にも苦しんだ森本。だが気持ちには余裕があった。「夏を思い出して、楽しくなった。あの時はどこに投げても打たれる気がした。でも今回は打たれるイメージがわいてこなかった」。一打同点のピンチを切り抜けたあたりは、夏の経験がものを言ったというべきか。

続きを表示

2010年3月23日のニュース