えりちゃん 球宴で神戸最後の登板

[ 2009年10月4日 18:20 ]

オールスター戦に登板した関西独立リーグ、神戸の吉田えり

 野球の関西独立リーグ、神戸を今季限りで退団する吉田えり投手(17)が4日、大阪府吹田市の万博記念公園球場でのオールスター戦に出場。男子選手に交じってプレーする日本初の女性プロとしてリーグを盛り上げてきたが、神戸では最後のユニホーム姿となった。

 前後期の優勝チームが同じでリーグチャンピオンシップがなくなり、代わるイベントとして開催。862人の観客が見守る中、吉田は明石・神戸の7番手で9回に登場し、打者5人に対して2安打を許したが、得意のナックルボールを主体に1回を1点に抑えた。試合は明石・神戸が11―3で大阪・紀州に勝った。
 リーグへの貢献が認められ、特別賞も受賞。「このユニホームは最後で寂しさはあるが、自分のステップにしてもっといい投球がしたい」と話した。今後については明言せず「自分のナックルを見てくれるところを探したい。いろいろ挑戦してみようと思う」と決意を述べた。

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2009年10月4日のニュース