広島・ブラウン監督が退任、野村氏に就任要請へ

[ 2009年10月4日 17:17 ]

08年の広島秋季キャンプで打撃指導する野村謙二郎氏(右端)

 広島は4日、4位以下が確定し、3位以上が来季続投の条件だったブラウン監督が指揮を執るのは今季限りとなった。球団は来季の監督として、OBで解説者の野村謙二郎氏(43)に一本化しており、シーズン終了後に就任を要請する。野村氏が受諾すれば、12球団で最年少の監督となる。

 野村氏は大分・佐伯鶴城高から駒大を経て、1989年にドラフト1位で広島に入団。俊足好打の内野手として広島一筋で17年間プレーし、91年のリーグ優勝に貢献した。2005年には通算2000安打を達成し、この年限りで現役を引退した。
 ブラウン監督は06年に就任し、昨年オフに1年契約を結んでいた。3位以内に入れば契約が更新されるはずだったが、契約の選択権を持つ球団側に再契約の意向はないため、退任が決まった。

 ◆野村 謙二郎氏(のむら・けんじろう)大分・佐伯鶴城高から駒大に進み、88年ソウル五輪の銀メダルメンバー。89年にドラフト1位で広島に入団し、俊足好打の内野手として活躍。盗塁王に3度輝き、ベストナインに3度選ばれた。95年には打率3割1分5厘、本塁打32、盗塁30で「トリプルスリー」を達成。05年に通算2000安打を達成し、同年に現役を引退した。通算成績は1927試合に出場し、2020安打で打率2割8分5厘、169本塁打、765打点、250盗塁。大分県出身。43歳。

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2009年10月4日のニュース